野球観戦でよく聞く台湾華語 | 基本用語とスラング
- Bai老師

- 3月23日
- 読了時間: 7分

台湾のプロ野球「CPBL(中華職業棒球大聯盟)」をご存知ですか?台湾では野球が国民的スポーツで、球場の盛り上がりは日本以上とも言われています。チアリーダーの応援パフォーマンスも有名ですよね。
台湾の野球中継や球場に行くと、中国語の野球用語が飛び交います。日本の野球用語は英語由来のカタカナが多いですが、台湾では漢字でそのまま意味を表現するのが特徴。知っておくと現地観戦がもっと楽しくなりますよ!
この記事では、基本用語(攻撃編・守備編)と、ファンが使うおもしろスラングを紹介します。 目次
基本用語 攻撃編⚔️
まずは攻撃に関する基本ワードから。日本では英語由来のカタカナを使いますが、台湾華語では漢字がそのまま意味を伝えてくれます。
打者、打擊
dǎ zhě / dǎ jī
ダー ジャア / ダー ジー
意味:バッター
「打者」はバッター(打つ人)、「打擊」はバッティング(打撃行為)を指します。日本語の「打者」「打撃」とほぼ同じ漢字なので覚えやすいですね!台湾の中継では「下一位打者(次のバッター)」というフレーズが頻出します。
安打
ān dǎ
アン ダー
意味:ヒット
日本語でも「安打」と言いますよね。台湾でもまったく同じ漢字・同じ意味で使います。台湾のスポーツニュースでも「三支安打(3安打)」のように使われるので、すぐ理解できるはずです。
界外球 / 界內球
jiè wài qiú / jiè nèi qiú
ジエ ワイ チョウ / ジエ ネイ チョウ
意味:ファウル / フェア
「界外」=境界の外 →ファウル、「界內」=境界の内 →フェア。漢字の意味がそのまま直感的でわかりやすい表現です。球場で「界外球!」と聞こえたら「ファウルだな」と思ってください。
全壘打
quán lěi dǎ
チュェン レイ ダー
意味:ホームラン
「全壘」=全部の塁、「打」=打つ。つまり「すべての塁を回る一打」=ホームランです。台湾の球場でこの言葉が響くと、大歓声が上がります!「全壘打!」は現地観戦で一番テンションが上がる瞬間かもしれません。
陽春砲
yáng chūn pào
ヤン チュン パオ
意味:ソロホームラン
「陽春」はシンプル・素朴の意味。台湾では「陽春麵(具のないラーメン)」という料理があり、そこから派生して走者なしの「シンプルな」ホームランをこう呼びます。おもしろい表現ですよね!
(安全)上壘
(ān quán) shàng lěi
(アン チュェン) シャン レイ
意味:セーフ
「安全に塁に上がる」=セーフ。審判が「Safe!(セーフ)」とコールする場面で使います。日本語でも「セーフ」の意味を漢字で表すとこうなりますよね。
揮棒落空
huī bàng luò kōng
フイ バン ルオ コン
意味:空振り
「揮棒」=バットを振る、「落空」=空を切る。まさに「バットを振って空を切った」=空振りです。漢字4文字で動作がそのまま見えるのが台湾華語の面白さですね。
短打、觸擊
duǎn dǎ / chù jí トゥアン ダー / チュ ジー 意味:バント
「短打」=短く打つ、「觸擊」=触れて打つ。どちらもバントを意味します。日本語の「短打」と同じ発想ですが、「觸擊」はバットで「触れる」ように打つというニュアンスで、より具体的な表現です。
基本用語 守備編🛡️
続いて守備・投球に関する用語です。ポジション名も漢字で覚えると、日本語との対応が一目瞭然。
投手
tóu shǒu
トウ ショウ
意味:ピッチャー
日本語と同じ「投手」です。台湾でも「先發投手(先発投手)」「後援投手(リリーフ)」と使います。漢字が同じなので新聞やニュースでもすぐ分かりますよ。
捕手
bǔ shǒu
ブー ショウ
意味:キャッチャー
こちらも日本語と同じ「捕手」。台湾野球でも捕手はチームの要として重要視されています。発音は日本語に近いので聞き取りやすいですね。
好球 / 壞球
hǎo qiú / huài qiú
ハオ チョウ / フアイ チョウ
意味:ストライク / ボール
「好球」=良い球=ストライク、「壞球」=悪い球=ボール。直感的ですよね!球場では審判の「好球!」のコールが響きます。日本の「ストライク!」と同じテンションで叫ばれます。
(四壞球)保送
(sì huài qiú) bǎo sòng
(スー フアイ チョウ) バオ ソン
意味:フォアボール、四球
「四壞球」=4つの悪い球、「保送」=(塁まで)送り届ける。四球で打者を一塁に「保護して送る」というニュアンスが面白い表現です。
觸身球
chù shēn qiú
チュ シェン チョウ
意味:デッドボール、死球
「觸身」=体に触れる、「球」=ボール。体に当たった球ということで、デッドボールを意味します。日本語の「死球」よりも「体に触れた」という動作に注目した表現です。
三振(出局)
sān zhèn (chū jú)
サン ジェン (チュ ジュー)
意味:三振
「三振」は日本語と同じ!「出局」は「局(場面)から出る」=アウトの意味です。「三振出局!」は台湾の実況でもっともよく聞くフレーズのひとつ。
一 / 二 / 三壘手
yī / èr / sān lěi shǒu
イー / アー / サン レイ ショウ
意味:ファースト / セカンド / サード
「一壘手」=一塁手=ファースト。日本語と全く同じ構造ですね!数字+壘手で覚えればOKです。
游擊手
yóu jí shǒu
ヨウ ジー ショウ
意味:ショート
日本語の「遊撃手」と同じ!「游擊」は「遊撃」と同義で、機動的に守備範囲を動き回るポジションを表しています。漢字文化圏ならではの共通点です。
左 / 中 / 右外野手
zuǒ / zhōng / yòu wài yě shǒu
ズオ / ジョン / ヨウ ワイ イエ ショウ
意味:レフト / センター / ライト
日本語の「外野手」にそのまま「左・中・右」をつけた形。こちらも日本語と完全に同じ構造なので、漢字を見ればすぐ理解できます。
教練
jiào liàn
ジャオ リェン
意味:コーチ
「教練」=教えて練習させる人=コーチ。台湾ではスポーツ全般で使われる単語です。野球に限らず、ジムのトレーナーや車の教習所の先生も「教練」と呼びます。
基本用語 その他
試合の進行やスコアに関する基本表現です。
_局上半 / 下半
_ jú shàng bàn / xià bàn
_ ジュー シャン バン / シア バン
意味:_回の表 / 裏
「局」=回(イニング)、「上半」=上半分=表、「下半」=下半分=裏。例えば「五局上半」=5回表です。日本語の「表・裏」の概念を「上・下」で表すのが台湾らしいですね。
得分
dé fēn
ダー フェン
意味:得点
「得分」=点を得る=得点。日本語とほぼ同じ表現です。「得分了!(点が入った!)」は観戦中によく聞くフレーズ。
出局
chū jú
チュ ジュー
意味:アウト
「出局」=局面から退場する=アウト。「一出局(1アウト)」「兩出局(2アウト)」のように使います。
啦啦隊
lā lā duì
ラー ラー トゥエイ
意味:チアリーダー
台湾プロ野球の名物と言えば「啦啦隊」!日本でも話題になることが多い台湾のチアリーダーは、各球団に専属のチアチームがあり、個々のメンバーがアイドル的な人気を持つのが特徴です。球場の雰囲気を盛り上げる欠かせない存在です。
野球スラング🔥
ここからはファンの間で使われるユニークなスラング。台湾野球文化の「遊び心」を感じてください!
吃鍋貼
chī guō tiē
チー グォー ティエ
直訳:焼き餃子を食べる
実際の意味:惜敗する
四字熟語「雖敗猶榮(負けても立派だった)」の「猶榮(ヨウロン)」が、台湾の焼き餃子チェーン「四海遊龍(ヨウロン)」と発音が似ていることから生まれたスラング。試合に負けてもメディアが「雖敗猶榮」と選手を称える場面が多く、ファンが自虐的に「今日は鍋貼を食べた(=負けた)」と言い始めたのがきっかけです。台湾らしいユーモアが詰まった表現ですね!

煮粥
zhǔ zhōu
ジュー ジョウ
直訳:お粥を炊く
実際の意味:守備がボロボロの状態
守備陣が集中力を欠き、エラーを連発する状況を指す俗語です。守備陣が混乱し、ミスを連発して試合がお粥のようにぐちゃぐちゃになった様子を形容しています。ファン同士の会話やSNSで「今日は煮粥だった…」と嘆くのに使われます。
台湾野球観戦のワンポイント💡
台湾の球場では、日本と違って自由席が多く、チケットも比較的安いのが特徴。球場グルメも充実していて、ビールを飲みながら啦啦隊の応援を楽しむのが台湾流です。今回紹介した用語を覚えて行けば、地元ファンとの会話も盛り上がること間違いなし!
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